「月額2,970円でデータ容量が20GBから30GBに増量」
このニュースを見て、「今すぐドコモからahamoに切り替えよう!」と勢い込んでいませんか?
ちょっと待ってください。確かにahamoは、通信品質とコスパのバランスにおいて最強クラスのプランです。しかし、「誰にでもおすすめできる万能プラン」ではありません。
実際、ネット上には「変えなければよかった」「仕事で困った」という後悔の声も存在します。それは、ahamoが徹底的なコストカットのために「あえて切り捨てた機能」があるからです。
この記事では、ahamoのメリットだけでなく、契約前に知っておかないと致命傷になりかねない「5つのデメリット」を包み隠さず解説します。あなたがこれらに当てはまらないか、契約前の最終チェックとしてご活用ください。
特徴1:仕事で「留守番電話」が必須な人
ahamo最大の後悔ポイント、それは「留守番電話サービスが一切ない」ことです。
大手キャリアでは当たり前の機能ですが、ahamoにはオプションすら存在しません。 「電話に出られなかった時、相手がメッセージを残せない」というのは、ビジネス利用では致命的です。また、「転送電話」も非対応です。
どうしてもahamoを使いたい場合の解決策
もしあなたがiPhoneユーザー(iOS 18以降)であれば、この問題は解決可能です。
- Android: スマホ本体の「伝言メモ(簡易留守録)」機能を使う(※機種により圏外時は不可)。
- iPhone: iOS 18の新機能「ライブ留守番電話」を使う。
注意: 圏外や電源OFF時に着信した電話に対しては、本体機能の留守電も作動しません。「圏外でも確実にメッセージを預かりたい」という方は、ワイモバイルやUQモバイルなどの他社を検討すべきです。
特徴2:家族との「長電話」が多い人(通話料の罠)
「家族みんなドコモだから、通話料は無料でしょ?」 この思い込みが、請求額を見て青ざめる原因になります。
ahamoとドコモ本家の「家族間通話」は、一方通行の無料という複雑な仕様になっています。
| 通話の方向 | 通話料 | 条件 |
| ドコモ家族 → ahamo | 無料 | ファミリー割引グループ内なら無料 |
| ahamo → ドコモ家族 | 有料 | ここが注意! 5分超過後は22円/30秒 |
hamoには標準で「5分かけ放題」がついていますが、家族相手でも5分を超えると課金されます。「実家の親と1時間話した」という場合、ahamo側からかけてしまうと約2,400円の通話料が発生します。
対策: 家族と話すときは、「相手(ドコモ)からかけてもらう」か「LINE通話」を徹底してください。
特徴3:スマホの操作やトラブル解決を「店員任せ」にしたい人
ahamoは「オンライン専用プラン」です。これが安さの秘密です。 ドコモショップに駆け込んでも、店員さんは「原則、対応できません」と答えます。
- 「スマホが急に壊れた」
- 「設定方法がわからない」
- 「プラン変更を相談したい」
これらは全て、自宅で自分で解決する必要があります。 ドコモショップには「ahamo WEBお申込みサポート」というサービスがありますが、これは1回3,300円の有料サービスであり、しかも「店員は画面を見ながら操作を指示するだけ(スマホには触れない)」という内容です。

「何かあったらプロに聞きたい」という安心感にお金を払っている人は、ahamoに変えると大きなストレスを感じるでしょう。
特徴4:データを「翌月に繰り越したい」ライトユーザー
ahamoは月間30GB使えますが、「余ったデータの繰り越し」はできません。
- 10月: 5GBしか使わなかった(25GB余り)
- 11月: 30GBスタート(余った25GBは消滅)
毎月の使用量に波がある人の場合、UQモバイルやワイモバイルのように「余った分を翌月に回せる」プランの方が、結果的に無駄がない場合があります。
また、毎月3GB〜5GB程度しか使わない人にとっては、2,970円のahamoはオーバースペック(払い過ぎ)です。小容量なら「irumo(イルモ)」や「LINEMO」の方が、月額1,000円〜2,000円近く安くなります。
特徴5:キャリアメール(@docomo.ne.jp)を銀行などに登録している人
ahamoにプラン変更すると、ドコモのメールアドレスは即座に使えなくなります。
どうしても使い続けたい場合は「ドコモメール持ち運び(月額330円)」を申し込む必要がありますが、これを契約し忘れてahamoへ移行してしまうトラブルが後を絶ちません。
銀行、クレジットカード、学校の連絡網などにキャリアメールを登録している場合、ahamo移行前に全て「Gmail」などに変更しておく作業が必要です。この「デジタル断捨離」が面倒だと感じる人は、ahamoへの移行でつまづく可能性が高いです。
逆に、この「5つの壁」を越えられるならahamoは最強
ここまで厳しいことを書きましたが、逆に言えば「上記のデメリットが気にならない人」にとって、ahamoはこれ以上ない最高のプランです。
ahamoが向いている人の条件
- 留守電は不要(またはLINEや本体機能で代用できる)。
- 店舗には行かない(全部スマホで完結させたい)。
- 家族通話はLINEか、相手からかけてもらう。
- 月間20GB〜30GBくらいコンスタントに使う。
- 海外旅行が好き(追加料金なしで海外で使える唯一無二の機能)。
特に「通信品質(速度)」に関しては、格安SIM(MVNO)とは別格です。お昼休みでも夕方でも、ドコモ本家と同じ速度でサクサク繋がります。

「自分はデメリットを許容できる」と確信できたなら、ahamoはあなたの通信費を劇的に下げ、快適なスマホライフを提供してくれるでしょう。

