「今月の電気代、なんでこんなに高いの…?」
ポストに入っている検針票や、Web明細を見てため息をつくこと、増えましたよね。食料品も値上がりしている中、毎月必ずかかる固定費である電気代は、少しでも安く抑えたいのが主婦の本音です。
そんな中で最近、SNSや広告で見かける「ネット電力」。「基本料金0円」という言葉は魅力的ですが、同時にこんな不安も浮かびませんか?
- 「聞いたことない会社だけど、怪しくないの?」
- 「安くなるって言うけど、裏があるんじゃない?」
- 「手続きが面倒くさそう…」
結論から言うと、ネット電力は「電気をたくさん使うご家庭」や「基本料金が高いエリアにお住まいの方」にとっては、年間数万円レベルの節約になる可能性がある有力な選択肢です。ただし、仕組みを理解していないと逆に損をするリスクもゼロではありません。
この記事では、家計管理に厳しい主婦目線で、ネット電力の評判やメリット・デメリットを徹底検証しました。「我が家の場合はどうなの?」という疑問を、一緒に解消していきましょう。
そもそも「ネット電力」って怪しい会社?まずは仕組みをチェック
「ネット電力」という名前、あまり聞き慣れないかもしれません。まずは「どんな会社が運営しているのか」「なぜそんなに安いのか」を整理しておきましょう。
運営会社はどこ?SustainableEnergyの信頼性
ネット電力は、SustainableEnergy株式会社(サステナブルエナジー)が提供している電力サービスです。
- 設立: 2019年
- 事業内容: 再生可能エネルギーを中心とした電力小売事業
「新電力(PPS)」と呼ばれる会社の一つで、大手電力会社(東京電力や関西電力など)の送電網を使って電気を届けています。そのため、「ネット電力に変えたら停電しやすくなる」ということは一切ありません。電気の品質は大手と全く同じなので安心してくださいね。
なぜ「基本料金0円」ができるの?安さの秘密

大手電力会社では、電気を使っても使わなくてもかかる「基本料金(または最低料金)」がありますよね。例えば、東京電力エリアで60アンペア契約だと、基本料金だけで毎月1,700円以上かかります。
ネット電力は、この基本料金がなんと0円。
なぜこれが可能かというと、その名の通り「ネット完結」に特化しているからです。
- 検針票の郵送なし(Web明細のみ)
- 店舗を持たない
- 申し込みや手続きをWeb化して人件費カット
徹底的にコストを削減し、その分を料金の安さとして還元している、という仕組みです。「格安スマホ」の電力版とイメージするとわかりやすいかもしれません。
ネット電力の評判・口コミから見る「メリット」と「デメリット」

では、実際に使っている人の評判はどうなのでしょうか? 口コミから見えるリアルなメリットと、注意すべきデメリットを包み隠さず解説します。
【メリット】使った分だけ支払うシンプルさと解約金0円の手軽さ
最大のメリットはやはり「使った分だけ支払う」というシンプルさです。
嬉しいポイント
- 旅行や帰省で家を空けた月は、基本料金がない分、電気代がガクンと安くなる。
- 契約期間の縛りがなく、解約金・違約金が0円。もし合わなくてもすぐに戻せるので、「お試し感覚」で始められる。
「とりあえず試してみて、ダメなら戻せばいいや」という気軽さは、主婦にとって大きな安心材料ですよね。
【デメリット】ここに注意!「市場価格調整額」のリスク
一方で、悪い評判や不安の声として挙がるのが「調整費」の存在です。ここが一番重要なので、太字でしっかり解説しますね。
ネット電力の料金内訳には、「電源調達調整費」という項目が含まれています。これは、発電に必要な燃料価格や、卸電力市場(JEPX)の価格変動に合わせて毎月変動するコストです。
- 電気が足りている時(春や秋など): 安くなる、あるいはマイナス調整(値引き)されることも。
- 電気が不足している時(真夏・真冬・燃料高騰時): 市場価格に合わせて単価が高騰するリスクがある。
大手電力会社にも「燃料費調整額」はありますが、ネット電力のような市場連動型のプランは、市場価格の影響をよりダイレクトに受けやすい傾向があります。
「基本料金0円」で浮いた分以上に、この調整費が高くなってしまう月がないか、ある程度ニュースなどで電力情勢を気にかけておく必要があります。
【徹底シミュレーション】大手からネット電力に乗り換えたら年間いくら浮く?

「結局、うちは安くなるの?」
ここが一番知りたいポイントですよね。一般的なモデルケースでシミュレーションしてみましょう。
※エリアや時期(調整費)により変動するため、あくまで目安としてご覧ください。
ケース1:4人家族・ペットあり(電気をたくさん使う家庭)
- 現状: 東京電力エリア / 従量電灯B / 50A契約 / 月平均400kWh使用
- 今の電気代(概算): 約14,000円〜15,000円
【ネット電力に乗り換えると…】
大手電力会社は、電気を使えば使うほど単価が高くなる「3段階料金」を採用しています。一方、ネット電力は一律単価であることが多いです。
| 項目 | 大手電力(目安) | ネット電力 |
| 基本料金 | 約1,476円 | 0円 |
| 電力量料金 | 3段階で高くなる (3段目は約36円〜/kWh) | 一律単価 (約26〜29円/kWh + 調整費) |
| 結果 | 割高になりがち | たくさん使うほどお得! |
★シミュレーション結果:
基本料金カット+3段目料金の回避で、年間約10,000円〜15,000円の節約になる可能性があります。
「夏や冬はエアコンつけっぱなし」というご家庭ほど、効果を実感しやすいでしょう。
ケース2:一人暮らし・日中不在(電気をあまり使わない家庭)
- 現状: 30A契約 / 月平均150kWh使用
【ネット電力に乗り換えると…】
使用量が少ない場合、大手電力会社の「1段目・2段目」の安い単価だけで済んでいることが多いです。ネット電力の一律単価の方が逆に高くなってしまう場合や、基本料金0円の
恩恵(30Aだと800円程度)が小さいため、乗り換えても数百円の差、あるいはトントンという結果になりがちです。
結局、我が家はネット電力にするべき?向いている人とやめた方がいい人

これまでの情報を踏まえて、あなたの家庭が「ネット電力向き」かどうかを判断するチェックリストを作りました。
✅ こんなご家庭は「ネット電力」がおすすめ!
- 3人以上の家族で、電気使用量が毎月300kWhを超える。
- ペットがいて、夏冬は24時間エアコン稼働が必須。
- 現在の契約アンペア数が50A・60Aと大きく、基本料金が高い。
- 別荘や空き家など、使わない月はとことん安くしたい物件がある。
❌ こんなご家庭は慎重に検討を
- 一人暮らしで、電気代が月3,000〜4,000円程度。
- 日中は仕事で家に誰もおらず、電気をあまり使わない。
- 「市場価格」や「調整費」の変動を気にするのがストレスになる。
【2026年最新】政府の負担軽減策は対象?申し込み前のQ&A

申し込み前に気になる疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 2026年実施の政府の電気代補助(酷暑乗り切り緊急支援など)は対象ですか?
A. はい、対象です。
ネット電力(SustainableEnergy社)は、政府の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」の対象事業者として登録されています。国からの補助がある期間は、自動的に値引きが適用されるので安心してください。(※最新の適用期間は公式サイトのニュースをご確認ください)
Q. 解約したい時、違約金はかかりますか?
A. 原則かかりません。
契約期間の縛りや解約事務手数料は0円です。「とりあえず夏の間だけ試してみる」といった使い方も可能です。
Q. 支払い方法は?
A. クレジットカードのみです。
口座振替やコンビニ払いはできないので、ポイントが貯まるクレジットカードを用意しておきましょう。
ネット電力への乗り換えはWebで5分!手順と必要なもの
「やってみようかな」と思ったら、手続きはスマホから5分で終わります。今の電力会社への解約連絡は不要です(ネット電力が勝手にやってくれます!)。
準備するもの
- 現在契約中の電力会社の検針票(またはWeb明細のスクリーンショット)
- 「供給地点特定番号(22桁)」と「お客様番号」が必要です。
- 支払い用のクレジットカード
申し込み手順
- ネット電力公式サイトへアクセス。
- 「お申し込み」ボタンから、検針票の情報を入力。
- クレジットカード情報を登録して完了!
あとは、スマートメーターが設置されていない場合は交換工事(無料・立会い原則不要)が入り、次の検針日から自動的に切り替わります。
まとめ:まずは検針票をチェック!固定費削減の第一歩を
ネット電力は、「基本料金0円」という大きな武器を持った電力サービスです。特に、家族が多くて電気をたくさん使うご家庭にとっては、今の生活スタイルを変えずに、支払い先を変えるだけで年間数万円の節約ができるチャンスがあります。
一方で、市場価格高騰のリスクなどの特徴もしっかり理解しておくことが大切です。
まずは、お手元の検針票を見て、「基本料金いくら払ってる?」であったり「毎月何kWh使ってる?」といったことを確認することから始めてみませんか?

