「楽天モバイル、安くて気になるけど、電波が悪いって聞くから不安……」
「契約していきなり圏外になったらどうしよう?」
毎月のスマホ代を下げたいと思ったとき、誰もが一度は検討するのが楽天モバイルです。しかし、ネット上の「繋がらない」「プラチナバンドがないからダメ」という口コミを見て、足踏みをしていないでしょうか?
結論から言うと、「楽天モバイル=電波が悪い」という常識は、この1〜2年で劇的に変わりつつあります。
ただし、「どこでも完璧に繋がる」わけではないのも事実です。何も調べずに契約すると、「職場のトイレだけ繋がらない!」「地下鉄で動画が止まった」と後悔することになりかねません。
この記事では、楽天モバイルの電波の「リアルな現状」と、契約前に必ず確認すべき「失敗しないための3つの対策」を解説します。
これを読めば、あなたが楽天モバイルに乗り換えても大丈夫か、それともやめておくべきかが、はっきりと分かります。
「楽天モバイルは電波が悪い」は過去の話?現在のリアルな通信環境
一昔前、楽天モバイルユーザーの多くが「建物の中に入ると圏外になる」「パートナー回線の制限ですぐ遅くなる」という不満を抱えていました。
しかし、2023年から2024年にかけて、通信環境を根本から変える「2つの大きな変化」が起きています。
1. 劇的変化①:au回線も「データ無制限」で使い放題になった
これが最も大きな変化です。
以前のプランでは、楽天の電波が届かないエリア(パートナー回線エリア=au回線)では、月間5GBまでという制限がありました。
しかし、現在の「Rakuten最強プラン」では、au回線エリアでもデータ無制限で使えるようになりました。
| 特徴 | 旧プラン | 現在の「最強プラン」 |
| 楽天回線 | 無制限 | 無制限 |
| au回線 | 月5GBまで | 無制限(使い放題) |
| エリア | 制限あり | 人口カバー率99.9% |
これにより、楽天の基地局が少ない地方や山間部でも、au(KDDI)の高品質なネットワークをそのまま利用できるため、実質的なエリアの広さはドコモやau、ソフトバンクとほぼ同等になっています。
2. 劇的変化②:悲願の「プラチナバンド」がついに始動
引用:楽天モバイル 公式サイト
「楽天モバイルは屋内や地下に弱い」という現象のこの最大の原因は、障害物に強い電波帯域といわれる「プラチナバンド」を持っていなかったことでした。
しかし、2024年6月、ついに楽天モバイルもプラチナバンド(700MHz帯)の商用利用を開始しました。
これにより、今まで電波が届きにくかったビルの奥や地下街へも、徐々に電波が浸透しやすくなっています。「徐々に」とお伝えしたのは、現在進行形で基地局を整備中だからです。魔法のように一瞬で全エリアが改善されたわけではありませんが、弱点は着実に克服されつつあります。
それでも「繋がらない」と言われる理由と具体的なNGシーン
スペック上は「人口カバー率99.9%」ですが、それでもSNS等で「繋がらない」という声がゼロにならないのはなぜでしょうか?
契約後に「話が違う!」とならないよう、現在も残る欠点について正直にお伝えします。
高層ビルの上層階や、特定の地下深部
プラチナバンドが始動したとはいえ、まだすべての基地局に行き渡っているわけではありません。
特に、高層階(タワーマンションの上層階など)や、複雑な構造の地下街の奥では、大手3キャリアに比べて電波が弱くなる傾向がまだあります。
回線の切り替わり(ハンドオーバー)のタイムラグ
楽天回線のエリアとau回線のエリアの境界線を移動する際、スマホが「どっちの電波を掴もうか」と迷ってしまい、一瞬通信が途切れたり、パケ詰まり(アンテナは立っているのに通信できない)が起きたりすることがあります。
日常使いで頻繁に起きるわけではありませんが、電車移動中などに「あれ?今ちょっと遅いな」と感じる原因の多くはこれです。
契約して後悔しないために!プロが教える「3つの鉄壁対策」
「自分の生活圏で繋がるか不安……」
そんなリスクを最小限に抑えるために、申し込み前に以下の「3つの対策」を実行してください。これで後悔する確率はグッと下がります。
対策1:公式エリアマップを「ピンポイント」まで拡大して見る
「なんとなく自分の市町村が赤く塗られているからOK」では不十分です。
公式サイトの「サービスエリアマップ」を開き、自宅や職場、よく行くスーパーの場所まで地図を拡大してください。
- 楽天回線エリア(濃いピンク): データ無制限で快適。
- パートナー回線エリア(薄いオレンジなど): au回線で快適。
- エリア境界線付近(色の変わり目): 切り替え時に不安定になる可能性あり。
特に自宅が「色の境目」にある場合は注意が必要です。
対策2:今のスマホを残したまま「デュアルSIM」で試す
これが最も賢い方法です。
現在のキャリアを解約せず、楽天モバイルを「新規契約(サブ回線)」として申し込みます。そして、1台のスマホで2つの回線を使う「デュアルSIM」として設定するのです。
- メイン回線: 今のキャリア(電話や大事な通信に使用)
- サブ回線: 楽天モバイル(データ通信を試してみる)
楽天モバイルは月3GBまでなら1,078円(税込)です。約1,000円の「お試し代」で、実際の通勤ルートや自宅での電波状況を1ヶ月じっくりテストできます。「これならいける!」と確信してから、メイン回線を乗り換えれば失敗はありません。
対策3:Rakuten Linkの「Wi-Fi通話」を活用する
もし、自宅のトイレや寝室など「ピンポイントで電波が入りにくい場所」があったとしても、自宅にWi-Fi環境があれば解決できます。
楽天モバイル専用アプリ「Rakuten Link」は、Wi-Fiに繋がっていれば、携帯の電波が弱い場所でもWi-Fi経由で通話の発着信が可能です(※iPhoneなど一部機種・OS条件あり)。
「家の中で電話ができないと困る」という不安は、この機能でカバーできるケースがほとんどです。
万が一ダメでも大丈夫。「0円解約」という最大のメリット

いろいろ対策を講じても、「やっぱり自分の環境には合わなかった」という可能性はゼロではありません。
その時、楽天モバイルの最大の強みが発揮されます。それは、「辞める時のコストが0円」だということです。
- 契約事務手数料: 0円
- 最低利用期間(縛り): なし
- 契約解除料(違約金): 0円
極端な話、契約して数日で「やっぱりダメだ」と判断して解約しても、違約金は一切かかりません。
大手キャリアのように「2年縛り」や「高額な違約金」に怯える必要はないのです。「ダメならすぐに戻ればいい」という気軽さこそが、楽天モバイルを選ぶ最大のメリットとも言えます。
まとめ:今の楽天モバイルは「試す価値アリ」まで進化している
「楽天モバイルは電波が悪い」という噂は、過去の事実と現在の過渡期が混ざり合った情報です。
- au回線使い放題で、エリアの穴はほぼ埋まった。
- プラチナバンド開始で、屋内品質も向上中。
- 万が一合わなくても、解約金0円でノーリスク。
特に「毎月のスマホ代を3,000円台に抑えたい」「データを気にせず動画を見たい」という方にとって、このコストパフォーマンスは他社には真似できません。
まずは今のキャリア契約を残したまま、サブ回線として「使い心地」を試してみてはいかがでしょうか?


