「楽天モバイルは安いけど、繋がらないって聞くけど本当?」
乗り換えを検討している人だけでなく、すでに契約していて「最近繋がりにくい」と感じている人も、このキーワードにたどり着いているはずです。
結論からいうと、楽天モバイルは地下・屋内・混雑エリアなどで繋がりにくいと感じる人が一定数います。原因は主に基地局整備が途上にあることや、混雑時の速度低下によるものです。エリア確認や実際の利用環境で試すことで、乗り換え後の後悔リスクを減らせます。
また2026年9月時点では、KDDIローミングの縮小・現行契約終了が注目すべき要素になっています。地方・郊外で使う予定がある人は、この記事の後半で詳しく解説する最新動向を必ず確認してください。
この記事でわかること
- 楽天モバイルが繋がらないと感じる主な原因
- 「今繋がらない」人がまず確認すべきこと
- KDDIローミング縮小の最新動向と注意点
- プラチナバンド・地下鉄エリアの改善状況
- 通信品質データと利用者の声
- 申し込み前に確認したいチェックポイント
結論:楽天モバイルは「使う場所」と「今の状況」を確認すれば後悔しにくい
楽天モバイルが繋がりにくいと感じられやすいのは、地下・屋内の奥まった場所、駅前や繁華街などの混雑エリア、そして一部の地方・山間部です。これはすべての場所で起きているわけではなく、基地局整備の進み具合や電波の特性によって差が出ているのが実情です。
料金面では、Rakuten最強プランが3GBまで月額1,078円、20GBまで2,178円、20GB超過後は3,278円(すべて税込)というシンプルな3段階制です。この料金体系や他プランとの比較については「楽天モバイルとは」の記事で詳しく解説しているので、料金面を重視したい方はそちらも参考にしてください。
この記事では、料金やキャンペーンの詳細ではなく、繋がりやすさ・原因・対処法・今後の見通しに絞って解説します。申し込み前に不安を解消したい方も、すでに契約していて困っている方も、自分の状況に近い章から読み進めてみてください。
今「繋がらない」と感じている人がまず確認すること
すでに楽天モバイルを契約していて、実際に繋がりにくいと感じている場合は、症状によって原因や対処法が異なります。まずは自分の状況に近いものを確認してみましょう。
圏外表示が出る場合
スマホの画面に「圏外」と表示される場合は、その場所自体が楽天モバイルの電波が届きにくいエリアである可能性があります。まずは機内モードのオン・オフを試し、それでも改善しない場合は公式エリアマップでその場所が楽天回線エリアに入っているかを確認しましょう。地方や建物の奥まった場所では、エリアマップ上では対応エリアでも実際には電波が弱いことがあります。
アンテナは立っているのに遅い・繋がらない場合
アンテナ表示はあるのに、ページの読み込みやメッセージの送受信が極端に遅い場合は、混雑による速度低下が起きている可能性があります。通勤ラッシュ時の駅やオフィス街の昼休み、イベント会場周辺などで起きやすい症状です。この場合は時間帯をずらすか、Wi-Fi環境があればそちらに接続する方が早く解決できます。
急に通信できなくなった場合(移動中など)
電車や車で移動しているときに、急にアプリの読み込みが止まったり通信ができなくなったりする場合は、楽天回線とパートナー回線を切り替えるタイミングで一時的に不安定になっている可能性があります。しばらく待つと自然に復旧することが多いですが、毎日同じ場所で症状が出る場合は、その場所が回線の境界付近にあると考えられます。
いずれの症状も改善しない場合は、次の章で解説する原因と照らし合わせながら確認してみてください。
楽天モバイルが繋がらない主な原因
繋がりにくさの背景には、主に3つの構造的な原因があります。
基地局・プラチナバンド整備が途上にあること
楽天モバイルは後発の携帯電話会社であるため、大手キャリアと比べて基地局の整備がまだ発展途上の地域があります。特に建物内・地下に届きやすいとされるプラチナバンド(700MHz帯)は2024年6月27日に商用サービスを開始したばかりで、対応エリアの拡大が続いている段階です。
混雑エリアでの速度低下
通信自体は繋がっていても、利用者が集中する場所・時間帯では速度が落ちることがあります。これはどの通信会社でも起こり得ることですが、基地局の容量や設置数によって影響の受けやすさが変わります。
楽天回線とパートナー回線の切り替わり
楽天モバイルは自社回線(楽天回線)に加えて、一部エリアでau回線を借りるパートナー回線を利用しています。この2つの回線が切り替わる境界付近では、一時的に通信が不安定になることがあります。
地下・屋内・駅・地方の通信状況
繋がりにくさが特に指摘されやすい場所を、具体的に見ていきましょう。
地下・屋内の奥まった場所
地下鉄の駅やトンネル、地下街、商業施設の地下フロア、コンクリート造の建物内、マンションの廊下やエレベーター内などは、電波が届きにくい代表的な場所です。窓から離れた部屋でも同様の症状が出ることがあります。プラチナバンドの整備が進めば改善が期待できますが、2026年9月時点ではエリアによる差が残っています。
駅前・繁華街・イベント会場などの混雑エリア
通勤ラッシュ時の駅、昼休みのオフィス街、週末の大型商業施設、ライブ会場や花火大会、観光地の混雑時間帯などでは、アンテナは立っていてもSNSの画像がなかなか読み込まれない、QRコード決済の画面表示が遅いといった症状が出ることがあります。
地方・郊外・山間部
地方や山間部では、楽天モバイルの自社回線がまだ十分に整備されていない場所があり、KDDIのパートナー回線に支えられているエリアがあります。この点については、次の章で詳しく解説する最新動向を必ず確認してください。
KDDIローミングは9月末以降どうなる?
地方・郊外で楽天モバイルを検討・利用している人にとって、最も気になるのがこのローミング問題です。断定的な情報が出回りやすいテーマですが、ここでは公式発表に基づいて正確に整理します。
これまでの経緯
KDDI公式の発表では、楽天モバイル向けローミング提供期間は2019年10月1日から2026年9月30日までとされていました。この期限が近づくにつれて、「9月末で楽天モバイルは地方で使えなくなるのでは」という不安の声が広がっています。
2026年8月・9月の公式発表で分かっていること
2026年8月12日および9月5日に楽天モバイルが公表した内容によると、状況は「全面終了」ではなく「エリアによる縮小」という表現が正確です。具体的には、楽天モバイル自社回線でカバーするのに時間を要するエリアについては、ローミングを10月以降も継続する方針が示されています。一方で、楽天モバイルが自社回線で十分にカバーできているエリアについては、ローミングを縮小していく方針です。
また、2026年8月7日のKDDI決算説明会では、KDDI社長が「現行の契約は9月をもって終了することで進めている」と発言しており、契約形態自体は見直しが進んでいることがうかがえます。
現時点でまだ分かっていないこと
重要なのは、どのエリアが継続の対象になり、どのエリアが縮小の対象になるのか、具体的な線引きは本記事執筆時点(2026年9月9日)では詳細が公表されていないという点です。「地方なら大丈夫」「都市部の近くなら心配ない」といった断定はできず、今後の公式発表を継続的に確認する必要があります。
地方・郊外で楽天モバイルを使っている、または使う予定がある人は、以下の対応をおすすめします。
- 楽天モバイル公式サイトの最新お知らせを定期的に確認する
- 自宅・職場・よく行く場所が「自社回線エリア」に該当するか、公式エリアマップで確認する
- 不安が大きい場合は、今の回線をすぐに解約せず、デュアルSIMで様子を見る(詳しくは後述)
プラチナバンド・基地局・地下鉄の改善状況
繋がりにくさの原因がある一方で、楽天モバイルは通信品質の改善にも取り組んでいます。ここでは公式発表の内容を、発表時点を明記しながら正確に紹介します。
プラチナバンド(700MHz帯)の展開状況
楽天モバイルは2024年6月27日に、700MHz帯のプラチナバンドで商用サービスを開始しました。プラチナバンドは建物や障害物の影響を受けにくく、屋内や地下にも届きやすいとされる周波数帯です。楽天モバイルはこれまで通信が届きにくかったエリア(カバレッジホール)を優先して、自社基地局によるプラチナバンド展開を順次拡大する方針を示しています。ただし、2026年9月時点でも全国一律に整備が完了しているわけではありません。
東京の地下鉄エリア強化の進捗
楽天モバイルは「東京地下鉄強化計画」として、東京メトロ・都営地下鉄のネットワーク強化を進めています。2026年2月2日発表時点の情報によると、2026年1月末までに主要区間の基地局帯域幅を従来の4倍(5MHzから20MHzへ)に拡張し、対象エリアの95%でカバーを完了しています。残る5%についても2026年7月までの完了が予定されていました。都内の地下鉄をよく使う人にとっては、実感しやすい改善ポイントです。
5G基地局・通信容量の強化
繁華街や駅周辺など通信が集中しやすい場所では、5G基地局の追加整備や通信容量の強化も進められています。ただし、混雑時の速度低下が完全にゼロになるわけではないため、外出先でQRコード決済や仕事の連絡をよく使う人は、Wi-Fi環境も併せて考えておくと安心です。
通信品質データと利用者の声
「繋がらない」という声がどの程度あるのか、客観的なデータで確認してみましょう。
独自アンケートで見る利用者の声
モバイル比較サービス「モバイルDASH」が実施した100人を対象とした独自アンケートでは、地下や商業施設で通信が繋がりにくいと感じたことがあると回答した人が約半数にのぼりました。これは1つの独自調査によるデータであり、すべての利用者に当てはまるわけではありませんが、地下・屋内での不満は一定数存在することがわかります。参考として、別の110人規模の調査でも、地下・建物の奥や駅・商業施設での速度低下を指摘する声が過半数を占めていました。
Opensignalの客観データで見る通信品質
第三者機関Opensignalが公表した「日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」(2026年4月版、調査期間2026年1月〜3月)によると、楽天モバイルは上り(アップロード)速度の分野で他社を上回るスコアを獲得しています。一方で、「一貫した品質」「カバレッジ」といった項目では、auが単独で高い評価を得ており、楽天モバイルには相対的に課題が残る結果となっています。
つまり、通信速度そのものは分野によって強みがある一方、場所によるカバレッジや安定性の面では、他社に一歩譲る場面があるというのが客観的な実態です。この点を踏まえると、自分の生活圏で実際にどう使えるかを確認することが何より重要だとわかります。
なお、楽天モバイル全体の評判・メリットデメリットについては別記事で詳しくまとめているので、料金や他社比較まで含めて知りたい方はそちらも参考にしてください。
申し込み前チェックリスト
申し込み前に、以下の項目を確認しておくと安心です。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 自宅のエリア | 公式エリアマップで楽天回線エリアか確認する |
| 職場・学校のエリア | 平日によく使う場所も確認する |
| 通勤ルート | 地下鉄・駅・乗り換え地点を確認する |
| よく行く施設 | 商業施設・病院・実家なども確認する |
| 端末の対応 | 自分のスマホが楽天モバイル対応機種か確認する |
| 支払い方法 | クレジットカード・口座振替などを準備する |
| MNP手続き | 今の電話番号を引き継ぐ場合は手順を確認する |
| キャンペーン内容 | 申し込み時点の最新条件を公式サイト・申し込み記事で確認する |
特に重要なのは公式エリアマップの確認です。市区町村単位で見るだけでは不十分なので、自宅・職場・よく行く場所をできるだけ具体的な住所で検索して確認しましょう。
なお、キャンペーンの内容や申し込みの具体的な手順については、以下の記事で詳しく解説しています。
デュアルSIMで試す方法
電波が不安な場合は、いきなり今のスマホ回線を解約せず、サブ回線として試す方法がおすすめです。
デュアルSIM対応スマホであれば、1台のスマホに2つの回線を入れられます。今使っている回線をメイン、楽天モバイルをサブとして入れておけば、今の回線を残したまま楽天モバイルの電波状況を確認できます。自宅、職場、通勤ルート、よく行く場所で問題なく使えるとわかってから、メイン回線として本格的に乗り換えれば安心です。
ただし、以下の点には注意してください。
- 契約事務手数料は原則0円ですが、同一名義で累計5回線目以降の契約では手数料が発生する場合があります
- 2025年4月1日以降に契約・利用開始した回線を1年以内に解約する場合、Rakuten最強プランでは最大1,078円(税込)、Rakuten最強U-NEXTでは1,100円(税込)の解約事務手数料がかかります(利用開始から1年経過後の解約は0円です)
そのため、「完全に無料で試してすぐ解約できる」という表現は正確ではありません。とはいえ、3GBまでなら月額1,078円(税込)で試せるため、電波が不安な人にとってはリスクを抑えた確認方法になります。
通信品質から見た申込判断
ここまでの内容を踏まえ、通信品質の観点だけで整理すると、以下のように判断できます。
楽天モバイルの通信品質で問題が出にくい人
- 自宅・職場・よく行く場所が楽天回線エリアにしっかり入っている人
- 都市部・住宅地が生活圏の人(エリア整備が比較的進んでいる傾向があります)
- 主に屋外でスマホを使う機会が多い人
- まずサブ回線として試してから判断したい人
慎重に判断すべき人
- 地方や山間部での利用が多く、KDDIローミングの縮小対象になる可能性があるエリアに住んでいる人
- 地下街・地下鉄・ビルの奥まった場所・タワーマンション上層階などでスマホを使う機会が多い人
- 仕事でWeb会議や電話を頻繁に使い、通信の安定性が特に重要な人
いずれの場合も、公式エリアマップでの確認や、デュアルSIMでの実地確認をしてから本格的な乗り換えを判断することをおすすめします。
FAQ:楽天モバイルの繋がりやすさに関するよくある質問
ここでは、楽天モバイルの繋がりやすさに関するよくある質問をまとめてみました。楽天モバイルの繋がりやすさについて事前に知っておきたい内容がある人は、こちらを確認することで申し込み前の不安を解消することができます。
Q. 楽天モバイルは2026年でも繋がりにくいですか?
場所によっては繋がりにくいと感じることがあります。特に地下、屋内の奥まった場所、混雑エリアでは注意が必要です。ただし、プラチナバンドの整備や地下鉄エリアの強化が進んでおり、改善が見られる場所もあります。
Q. KDDIローミングが縮小すると、地方では使えなくなりますか?
一律に使えなくなるわけではありません。楽天モバイルの公式発表では、自社回線のカバーに時間を要するエリアはローミングを継続し、十分カバーできているエリアは縮小する方針です。ただし、対象エリアの詳細は本記事執筆時点でまだ公表されていない部分があるため、公式サイトの最新情報を確認することをおすすめします。
Q. 楽天モバイルはiPhoneでも使えますか?
多くのiPhoneに対応していますが、機種によって対応バンドや一部機能の条件が異なる場合があります。申し込み前に、楽天モバイル公式サイトの対応製品ページで自分のiPhoneが対応しているか確認してください。
Q. 繋がるか不安な場合、どう申し込むのが安全ですか?
いきなり今の回線を解約せず、デュアルSIMで楽天モバイルをサブ回線として試す方法がおすすめです。自宅・職場・通勤ルートで問題なく使えると確認してからMNPで乗り換えると、失敗しにくくなります。
Q. 通信が不安定なとき、まず何を試せばいいですか?
症状によって対処法が異なります。圏外表示が出る場合はエリアマップの確認、アンテナは立っているのに遅い場合は時間帯をずらすかWi-Fiへの切り替え、移動中に急に途切れる場合はしばらく待つことで自然に復旧することが多いです。詳しくは記事前半の症状別の解説を参考にしてください。
まとめ:楽天モバイルは「生活圏」と「ローミング動向」を確認してから申し込もう
楽天モバイルは、地下・屋内・混雑エリア・一部の地方で繋がりにくいと感じる人が一定数いますが、原因は基地局整備の途上や混雑時の速度低下によるものが中心です。プラチナバンドの整備や地下鉄エリアの強化など、改善に向けた取り組みも進んでいます。
2026年9月時点で特に注目すべきなのは、KDDIローミングの縮小・現行契約終了の動向です。全面的に使えなくなるわけではありませんが、対象エリアの詳細はまだ確定していない部分があるため、地方・郊外で利用予定がある人は公式サイトの最新情報を継続的に確認しましょう。
申し込み前は、以下の順番で確認すると失敗しにくくなります。
- 公式エリアマップで自宅・職場・通勤ルートを確認する
- 使っているスマホが楽天モバイルに対応しているか確認する
- 不安ならデュアルSIMで実際に試す
- 問題なければMNPで本格的に乗り換える
料金プランやキャンペーンの詳細、申し込み手順については、それぞれ別記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
楽天モバイル公式サイトでエリアマップ・申し込み内容を確認する

